Facebookは「オンライン上での身分証明書」となるか?

近年、youtubeから始まってニコニコ動画などの動画系ウェブサービスや、基本的にアカウントログインを必要とする一種のSNSのようなビジネスモデルが急成長してきました。グリーやDeNAのモバゲーなどもそうですよね。
これらの発展は、最近ではスマートフォンやタブレット、軽量化PCなどのデバイスが進化を牽引してきたのかなと思います。まずデバイスであるハード面が進化し、それに対応するソフト面(内容)が追随するように内容を充実させ始めました。しかし、明らかな加熱感がソーシャルビジネス業界に存在し、最近ではその手の勢いのみのソフト面を作る会社は下火になっている、というのが感想です。というより、内容があまりないソーシャルビジネスはもはや消え行くという事実が判明した、といってもいいでしょう。
しかし、そこに気づいた人たちが新しいウェブサービスをどんどん作り出しています。過去の記事である注目の新型ウェブサービス3で書かせてもらったサービス以外にも、かなり充実したものが出てきています。
オンラインの学校、schoo

これはかなりおもしろいです。動画をUSTREAMで配信、時間が決まっており、皆で同時にその動画授業をきくというもの。東京にすんでいる人は、千代田区の明治神宮前付近にあるUSTREAM会館のような場所に集まって、生できくことができます。
また、録画機能もついていて、無料会員は月に1回だけ録画できます。有料会員は何回でも録画できるそうです。まだ使っていませんが、これはかなり期待できる、というとかなり上から目線ですが、こういうのあったらいいなというものでした。
話変わりまして、タイトルにあったFacebookアカウントはオンラインでの身分証明書となりえるか?という内容についてです。これまで紹介させていただきましたオンラインサービスですが、ほとんどのソーシャル系ではFacebookアカウントでログインする場面があります。
先ほどのスクーでもそうです。いわば、1つのFacebookアカウントで様々なウェブサービスにログインする事ができるんですね。
この理由を僕なりに考えてみました。
まず楽という事。アカウント管理をウェブサービス別でいちいちやるのはめんどくさいので、一元化できたら楽ですよね。ただ、逆に言うとその1つのアカウントがダメになってしまうと、他のものもダメになってしまうという、芋づる式に破綻してしまうというリスクがあります。
次に、ウェブ特有の匿名性が担保されにくいという事。ウェブサービスは、匿名で行う事ができるため、モラルハザードが起こったり、責任の所在を追求しにくい欠点があります。しかし、Facebookでは実名を基本としており、さらに現実での知人とつながっている可能性があるため、下手な事をすると現実世界に支障をきたす、つまり匿名性を排除し個人をオートで透明化できているという事です。これが一番大きいかもしれません。
これらの事から、Facebookがオンライン上での身分証明書になる、共通のアカウントになり、アカウントの一元管理の場となる、という事がありうると思っています。といっても、これが波及するかどうかは、FAcebookアカウントでログインするような新型の先鋭的なウェブサービスが世界に浸透するかどうか、そこに鍵があるとは思いますけれども。
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