iPod難聴は治らない

こんばんは、今日は耳鼻科の知識です。

皆さん、好きな音楽を大音量できいていませんか?

最近、ポータブル音楽プレイヤーが普及してきて、iPod難聴なるものが増えてきています。

実はこれ、治療不可能なんですよ…

医学的には騒音性難聴という分類になります。



もともと耳から音を処理するまでには、大きく分けて2つの過程があります。


①音をキャッチし、増幅させ「音を電気信号にかえる器官」まで伝える

②「音を電気信号にかえる器官」からの電気信号を、神経をつたって脳に伝える


の2つです。


騒音性難聴の場合、②の過程が障害されます。つまり「器官」そのものがやられるか神経がやられるかっていう事になります。

損傷が①の場合、鼓膜が破れたとかが原因なので、鼓膜を形成すれば治ります。

しかし②の場合、かなり中枢に近い部分なので、治りません。



男性のあなた、将来

娘「パパーだっこしてー」

you「えっ?」

ってなるかもしれません。


女性のあなた、将来

you「ご飯だよーおりてきなさーい」

息子「はーい」

you「きこえたのー?返事しなサーイ!」

息子「わかったっつってんだろ!るっせえんだよ!!!」

って

なるかもしれません、中学二年生あたりで。



嫌ですよね…

皆さん、耳をお大事に。
関連記事
スポンサーサイト



Date: 2012.07.11 Category: 耳鼻  Comments (0) Trackbacks (0)

この記事へのコメント:


管理人のみ通知 :

トラックバック:


プロフィール

youngdr

Author:youngdr
医学生。
医学、IT、経済、経営を中心に情報発信
Twitterでは役立つ医療知識を
botでつぶやいています。

その他の医療関係ブログはこちら
Twitter
 
メールフォーム
僕に連絡を取ってみたいという方、 お気軽にご連絡下さい。

名前:
メール:
件名:
本文:

最新記事
月別アーカイブ
カテゴリ

RSSリンクの表示
リンク
このブログをリンクに追加する
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる