医者が市場で「買いたたかれる」時代。

医者といえば高学歴、高い地位、高収入の代表的な職業でした。

厳しいようですが、この牙城はもろとも崩れ去ると僕は思っています。



京都大学では、瀧本哲文先生という方が「起業論」という講義を受け持っており、ある年では医学部生の40%にのぼる学生がこの講義を受けたそうです。

詳しくはこの本に書いてあります。

僕は君たちに武器を配りたい僕は君たちに武器を配りたい
(2011/09/22)
瀧本 哲史

商品詳細を見る


これをきいて、僕は京都大学の先進性を感じました。

日本の人口は減少するが、医者は変わらない。むしろ増やしています。これは医師免許保持者の市場価値が下がる事を意味しており、医者というだけではもはや差別化ははかれません。

差別化をはかれない人間は、当たり前ですが価値が低いため給料も下がります。資本主義経済の基本です。



そこで、京都大学の医学部生はそこに気づいたんですね



そして、医師という職業を差別化し市場価値を高めようとし、その方法を学びに行ったのでしょう。



そういえばいつだか私立の医学部生が大手外資系経営コンサルティングファームに就職したとかしないとか話題になりましたね。

ちょっと慶應は経営色が強すぎるので、また違いますが、慶應は慶應で近いものを感じます。

京都大学は(私見ですが)あくまで「医療サービスにどう付加価値をつけて差別化するか」を模索している気がするので僕はこちらよりです。

まあ



といっても

①医師として圧倒的なスキルをもつ(自分にしかできない手術等)
②圧倒的に魅力的な病院を作る(そこでしか治療してもらいたくないと思わせるほど)
③医療を使った”新しいサービス”を作り出す(現在は在宅医療等が進んでいますね)
④新しい発明、発見を研究を通じて行い特許を申請する

ぐらいしかなさそうですが。





世の中、どんどんフラットで自由な方向に進んで行きます。歴史が教えてくれます。

国鉄はなくなり、電話もNTTに、郵便局も民営化しました。

フラットになった世界で、「医師免許」ぬきの「生身の人間」として自分をみたとき、どうですか?

生きて行けそうですか?

医師免許が無いと飯が食えなさそうですか?

だとしたら、それは実現すると僕は思います。



今のうちから「本当の意味での自分の価値」を作り出す必要があるでしょう。

そしてそういう若い力が、今の日本を救う唯一の切り札であると信じています。

関連記事
スポンサーサイト



Date: 2012.07.03 Category: 経済・経営  Comments (0) Trackbacks (0)

この記事へのコメント:


管理人のみ通知 :

トラックバック:


プロフィール

youngdr

Author:youngdr
医学生。
医学、IT、経済、経営を中心に情報発信
Twitterでは役立つ医療知識を
botでつぶやいています。

その他の医療関係ブログはこちら
Twitter
 
メールフォーム
僕に連絡を取ってみたいという方、 お気軽にご連絡下さい。

名前:
メール:
件名:
本文:

最新記事
月別アーカイブ
カテゴリ

RSSリンクの表示
リンク
このブログをリンクに追加する
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる