受験で培ったであろう医学生の能力について

こんばんは、youngDrです。

あつくてあつくてすっかり夏ですね。

昨日なんてみました。



昼は太陽がさんさんと照って

夜はじっとりとあつく

蛙が鳴いて

蛍火が浮かぶ…

夏本格到来という感じです。





さて、今回は医学生の能力について。

医学生といえば受験において強者ですが

一体どんな能力を養ってきたのか客観的に観察。

逆に何が足りないのかも。



やはり強いのは論理的思考力だと思います。

物事をより深く、細かく、専門的に掘り下げて行く能力です。

「あれがこう、それがこう、だからこれがこう」

基本となる道具(真理、公理、法則、原理、原則)を使って、組み合わせて考える能力です。





「ジギタリスはこんな機序で心電図のQRS幅を拡大させる、だからwideQRS(QRS幅の拡大が問題)のWPW症候群と心室頻拍には使えないな…」



こういう理解における精度とスピードは周りを見ててもすごいと思いました。

ロジカルシンキングにおいては強者です。



ですが



ロジカルの逆、ラテラルシンキングにおいては弱者でした。

以下の問題を解いてみてください。



問い みかんが3つあります、8人に均等に分けるにはどうしたらいいでしょう?





考え中…





考えて…



いいですか?





答えはいくつでもあります

例えば「むいて、8人分に分ける」です。ちなみに僕の周りは僕も含めこれくらいしか出てきませんでした。

少し頭がやわらかくラテラルな方は

「ジュースにしてしぼって、体積で分ける」

とか出てくるかもしれません。

ちなみに↑のは小学生の従兄弟にきいたら出てきた答えです。他にも

「種を8個植えて、生えてきた木を分ける。」

とかありました。



基本的に大人になればなるほどロジカルに考えてしまうもの。

なぜならロジカルに考えていれば物事のほとんどはクリアできるからです。



でも



時にラテラルに、つまりより抽象度を上げて抽象的に物事を考える事で新しい物がこの世には生まれます。

例えばケータイカメラ。

ケータイ、カメラを両方とも抽象的に考えて「使用頻度が高く持ち運び出来る精密機械」と考えた人がいました。

そうしてそれらを組み合わせ、ケータイカメラが生まれました。





よりラテラルに、抽象度を上げて考え組み合わせる事で、新しいものが生まれる。こういうクリエイティブなラテラルシンキング能力が医学生には足りない気がします。

そして、求められている気がするのです。



医療を劇的に変化させる物がこれから次々に生まれると思います。

きっとそれらは、iPS細胞や発光タンパクようなロジカルな産物ではなく

よりユーザー、一般市民に使いやすくなじみやすい形で現れる

ラテラルな産物な気がします。




レッツ ラテラルシンキング!
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Date: 2012.06.29 Category: 未分類  Comments (0) Trackbacks (0)

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