「今までの〜が無駄になってしまう」という心理

おはようございます、今日は久しぶりに午前中がフリーなのでブログ更新です。





いきなりですが、僕は結構色んなジャンルの学問に興味があります。

もちろん医学、医療関係の本も読まなくはないですよ

他にも小説、歴史、哲学、経済学、経営学、金融工学、組織マネジメント、自叙伝etc…

今回は、そんな中から 行動経済学 について書きたいと思います。





行動経済学は、平たく言うと

「人間は必ずしも合理的な判断ができない」という事を学問として紐解く心理学のようなものです。

今回は サンクコストの呪縛 について。



サンクコストとは「もう支払ってしまった費用」の事で、日本語では「埋没費用」とも言われます。

かの有名なコンコルド機の開発も、このサンクコストによる失敗と言われています。

この事業は、開発を始めたものの、途中で大きく予想が修正されます。

追加費用が発生し、収益に見合わない事が判明したために計画中止を検討しました。



「多額の費用をすでに支出してしまっている」

という理由で、開発が継続され、結果商業的に大失敗し、定期運行も終了しました。



このように、合理的に考えれば明らかにやめておくべき事でも

今までかかったコスト(お金、時間、努力)が無駄になる事を過剰に恐れるあまり

最終的に自分が損してしまう。

これをサンクコストの呪縛といいます。



A「ねえ、やっぱりやめにしない?」

B「ここまでやっちゃったんだから、今までの努力が無駄になるだろ。やっちゃおうよ。」

A「えー、うーん、確かにそうなんだけど…」



こんな会話聞いたことありませんか。

もしくは自分がAもしくはBの立場になったことがありませんか。

必ずしも合理的に判断し生きて行く事が重要とは言いません。

人間ですから失敗もするでしょう。

しかし

人生における大事な判断を迫られたときに

合理的に判断できるようにはしておきたいものです。

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Date: 2012.06.16 Category: 精神・心理  Comments (0) Trackbacks (0)

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